ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズ、900万円程度では辞められないとデビュー前の引き抜き話を蹴ったことが明らかに

ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズ、900万円程度では辞められないとデビュー前の引き抜き話を蹴ったことが明らかに

ミュージシャンでプロデューサーのキム・フォーリーはレコード契約する前のアクセル・ローズが5万ドル(1986年当時のレートで約925万円)と引き換えにガンズ・アンド・ローゼズからの引き抜きの話を蹴っていたことを明らかにしている。

自身のソロ作品のほか、キッスやアリス・クーパーらとの共作、ザ・ランナウェイズのプロデューサーとしても知られるキムは、この時のアクセルがガンズ・アンド・ローゼズはそれ以上の値打ちがあると言って申し出を頑として受けなかったと語っている。

当時のことをキムは次のようにアンタイミュージックで振り返っている。

「当時の俺はある金持ちのマネージャーの下で働いてて、そのマネージャーが薬物とアルコールの問題を抱えた、ちょっと難しいバンドを手がけてたんだよ。そのマネージャーに、『自分が先行投資してるこのバンドについて俺もちょっとわからないというのが本音なんだな。虫の知らせでこいつらはダメかもって言われてるような気がするんだよ。ほかに、普通じゃなくて、危なくて、難しいけど、プラチナ級に成功しそうなバンドを知らないか?』って訊かれたんだよね」

キムはそこでガンズ・アンド・ローゼズを勧めて、そのマネージャーとアクセルとの面会をセッティングしたというが、そのマネージャーは現金5万ドルと引き換えにアクセルにガンズをやめるように促し、引き抜こうとしたとか。実際にそのマネージャーはスーツケースに入った現金5万ドルを用意してミーティングの場でアクセルに差し出したという。

「するとアクセルは『あんたがどこの誰だかは知らないし、別に失礼を働きたくてこう言うわけじゃないんだけど、こんな金額じゃガンズ・アンド・ローゼズにははした金だよ』って言ったんだよね」

「『俺たちはそれ以上のものになるから。時間の問題なだけでね。今は丁寧に結構ですと言わせてもらってここを立ち去って、いずれレコード契約では俺と俺の仲間とでそれ以上の金はいただくつもりだよ』」

さらにアクセルはそのマネージャーに次のようなアドヴァイスもしたという。

「『もうちょっとそいつらのことを助けてやったらどうなの? 助けてやるだけの価値はあるバンドだと思うよ。俺たちほどすごくはないかもしれないけど。そんな金を使うくらいなら、連中に使ってやった方がいいんじゃないか? もう連中と仕事はしてきてるんだからさ』」

キムによれば、その言葉を最後にバンドの練習に行かなくてはと席を立ったアクセルに、ミーティングに居合わせた人間は全員拍手を贈ったとか。

「これまでさんざん無一文のミュージシャンを見てきて、成功したやつもいたし、そうでないのもいたけど、自分にどれだけの値打ちがあるのか正確にわかってて、あれだけの金を目にしてパニくらなかったのは、あの時のアクセルだけだったからね」とキムは語っている。

その後、ガンズはゲフィンと7万5千ドル(当時のレートで約1300万円)の契約を交わすことになったが、その前金となる半額分の小切手を受け取った日にアクセルはキムとバーでばったり出くわしたという。アクセルは小切手をキムに見せて「だから言っただろ?」と自慢したというが、持ち合わせの金がないので飯を食わせてくれとキムにせがみ、キムはアクセルにステーキ・ディナーをおごったという。

なお、アクセルはゲームソフト・シリーズ『ギター・ヒーローズ』のソフト制作会社アクティヴィジョンに対して起こしている2000万ドル(約18億6千万ドル)の賠償請求訴訟で形勢が悪くなっていると先頃伝えられている。アクセルはアクティヴィジョン社がソフト『ギターヒーロー3 レジェンド・オブ・ロック』でガンズの"ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル"の使用許可を得る際に、アクセルに対して偽った説得をしたと訴えているが、先頃行われた公判でロサンジェルス高等裁判所のチャールズ・パーマー判事はアクセルの訴えを退けそうな気配をちらつかせているという。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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