ヴァンパイア・ウィークエンドのエズラ・クーニグ、アメリカの政治にはストレスしか感じられないと語る
2013.05.13 18:00
5月8日(水)に新作『モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ』をリリースしたヴァンパイア・ウィークエンドだが、エズラ・クーニグはアメリカの政治からはストレスばかりしか感じられないと語っている。
バンドは早い時期からオバマ大統領を支持していることを表明していて、2008年のオバマ大統領の1期目の選挙戦からオバマ大統領を支持してきたが、BBCとのインタヴューでエズラは「ぼくたちがデビューした頃は、まだジョージ・ブッシュが大統領だったんだよね。そう考えると、ちょっととんでもない時代だったなって思わない?」と語っている。
「ぼくとしてはアメリカの政治にはただただストレスを感じるばかりなんだよね。でも、今度のアルバムは他のどのアルバムよりもぼくたちが住んでいるこの国と街についての自分たちの心情を反映するようにしてみたんだ」
また、エズラはアメリカの政治について次のように『NME』に語っている。
「オバマが大統領になってから、ものごとがガラッと変わったっていうことにはなってないよね。オバマだってそれには同意することだと思うよ。でも、オバマが大統領に初めてなった頃に人々が感じたような希望は大方のところもうなくなっちゃってるよね」
「ある種の物事はぼくたちの政府の仕組みにあまりにも深く染み込んでいて、それを1人の大統領に変えさせようと願うのは、どこかナイーヴでさえあることなんだよ」
その一方で、エズラは新作と2008年のファーストや10年の『コントラ』との比較を次のようにも語っている。
「ファーストには学校にいた頃を振り返るような、行き当たりばったりなおめでたさがあるよね。それに対してセカンドは他の世界を見て回ったことについての言及があったわけで、もうちょっと複雑な、大きな世界が描かれていたというか。この3枚目ではなんか振り出しに戻ったような感じがあるんだ、ただ、持っている情報は全部新しくなってっていう形でね。だから、3部作のような感じはあるんだよ」
(c) NME.COM / IPC Media 2013