ケシャは自分の尿をテレビで飲んでクレームの集中砲火を浴びることになった。

5月21日に放送されたMTVのケシャのリアリティ番組『ケシャ:マイ・ビューティフル・ライフ』の中でケシャが自身の尿を飲んでいるシーンが放送されたが、放送前には「子供の親のテレビ評議会」（PTC）という団体がこれを「侮蔑すべき下品な内容」と視聴者に訴えて回ったと『ビルボード』誌が伝えている。

PTCはカントリー・アーティストのビリー・レイ・サイラスが理事の一人を務める保守的な団体で、エンタテイメント界における「家族のモラル」を取り戻すことを目指していて、放送内容の検閲などを訴えている。放送前にPTCは支持者に次のようなメッセージを送っていたという。

「ディスカヴァリー・チャンネルやディズニー、ゴルフ・チャンネルを観たくて契約しているのに、なぜこんな内容の番組についてまでお金を払わなくてはならないのでしょうか? とんでもないことですし、こんなことがあり得ていいわけがありません。消費者には商品の選択権があって当然です。わたしたちには観たいチャンネルだけを選んで観る権利が与えられて然るべきです。しかし、ケーブル・テレビ局はこちらが闘わない限り、それを可能にしようとはしないのです」

なお、健康法として尿を飲んでみたこの時の収録のことについてケシャは以前、次のようにハリウッド・リポーター誌に語っていた。

「とにかく二の足を踏むようなタイプじゃないから、わたし。いやだというのがいやなタイプだから、一度はなんでも試してみようと思うのね。それで飲んでみたんだけど。人には勧めないな。かなり気持ち悪かった。それに特に自分のためになってるとも思えなかったし、二度とやらないだろうな」

ケシャはスコットランドで7月に行われるT・イン・ザ・パーク・フェスティヴァルへの出演を予定している。ヘッドライナーにはマムフォード・アンド・サンズ、リアーナ、ザ・キラーズを予定している。

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