リアム・ギャラガー、オアシス解散はノエル・ギャラガーの陰謀だったと語る
2013.06.07 12:00
6月5日に新作『BE(ビー)』をリリースしたリアム・ギャラガーは、兄のノエル・ギャラガーがオアシスの解散を画策していたとしてノエルを「陰謀クソ野郎」呼ばわりしている。
リアムは2009年にヨークシャー周辺でライヴがあった時にノエルとノエルのマネージャーのマーカス・ラッセルが次にやりたいことを相談し合っていたのを小耳にはさんだと今週末に刊行される『ジ・インディペンデント』紙に掲載されるインタヴューで語っている。
「ノエルはバンドを解散させたがってたんだよ。終わりにしたがってたんだな。もう何年もその計画を練ってたわけで、俺はそれを聞いたんだよ。ノエルとマネージャーがブリドリントン・スパのバックステージで計画を練っているのを俺は聞いてるんだよ」
「なんか様子がおかしいことばかりだったんだよ。ノエルはもうずっと前からソロをやりたがってたからね。ほんとにセコいやつなんだよ……そりゃあね、俺と仕事をするのはやりづらかっただろうと思うよ。でも、朝、目が覚めて、『あー、もうこの生活は俺にはロックンロール過ぎるな』って捨て去るなんてことはできないんだよ。俺たちはこれの上に自分たちのキャリアを築いたってことをわかってんのかよ? だから、俺はね、ずっと胸につかえてるこの思いをぶちまけたらね、いずれ全部ぶちまけてやるけど、それからはしっかりやってもうこれ以上はグダグダ言わねえよ」
また、最後のツアーとなった2009年のディグ・アウト・ユア・ソウル・ツアーでアンコールの冒頭に"ドント・ルック・バック・イン・アンガー"と"フォーリング・ダウン"というノエル・セクションが設けられていたことを次のようにリアムは批判している。
「あのちんけな陰謀クソ野郎がよ。あいつはいつだってスターになりたがってたんだ。ずっとそればっかり考えてたんだよ。てめーのちんけな曲をやってスポットライトをちょいとだけ浴びるあの瞬間が好きで好きでしようがなかったんだよ」
と言いながらもリアムは来年のデビュー作『デフィニットリー・メイビー』のリリース20周年を記念するためのオアシス再結成については乗り気であることも先頃表明している。
ビーディ・アイは6月19日、20日、22日とマンチェスター、ロンドン、グラスゴーでファン向けの小規模なライヴ・シリーズを予定していて、その後はV・フェスティヴァル、ベニカシム・フェスティヴァル、T・イン・ザ・パーク・フェスティヴァル、サマーソニックなどへのフェス出演を予定している。
アルバムの詳細は以下の通り。
ビーディ・アイ
『BE(ビー)』
SICP-3829
6月5日発売
1. フリック・オブ・ザ・フィンガー
2. ソウル・ラヴ
3. フェイス・ザ・クラウド
4. セカンド・バイト・オブ・ジ・アップル
5. スーン・カム・トゥモロー
6. イズ・ライト
7. アイム・ジャスト・セイイング
8. ドント・ブラザー・ミー
9. シャイン・ア・ライト
10. ボールルーム・フィギュアド
11. スタート・アニュー
12. ドリーミング・オブ・サム・スペース
13. ザ・ワールドズ・ノット・セット・イン・ストーン
14. バック・アフター・ザ・ブレイク
15. オフ・アット・ザ・ネクスト・エグジット
16. ガールズ・イン・ユニフォーム
17. イーヴル・アイ
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