ザ・クラッシュは6月28日にイギリスの音楽への傑出した貢献を表彰する「シルヴァー・クレフ賞」を受賞する予定になっている。
シルヴァー・クレフ・アウォードの中には様々な分野の賞があり、そのなかでも今回クラッシュが受賞する「シルヴァー・クレフ賞」が本賞となっているが、これまでクイーン、ザ・ローリング・ストーンズ、ピンク・フロイドなどのビッグ・ネームのほか、ハウス・ユニットのMピープルやダイドーなども受賞してきている。
シルヴァー・クレフ・アウォードは音楽セラピーのノードフ・ロビンス法を支援する式典として行われ、授賞式で集められた募金はノードフ・ロビンス法を実践している団体などに寄付されるが、主催者代表のデイヴィッド・マンズは次のように語っている。
「クラッシュの音楽は1976年に初めて音楽シーンに登場した時と同じように今も影響力を誇っています。『ロンドン・コーリング』がロック史上最も影響力の強いアルバムの一枚と言われるのも納得がいくというものです。イギリスの音楽シーンで35年以上にもわたって圧倒的な影響を与え続けてきたザ・クラッシュ以外にこの賞にふさわしいバンドはほかに思いつきません」
今回の受賞についてミック・ジョーンズは「ノードフ・ロビンスはかけがえのない成果を残してきている偉大な事業だし、シルヴァー・クレフ賞で表敬してもらえるというのは格別な気分だよ」と語っている。
クラッシュ以外にもヴァンパイア・ウィークエンドへの『モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ』に対するレイモンド・ヴィール国際アーティスト賞、コールドプレイへのロイヤル・アルバート・ホール最優秀イギリス・アーティスト賞、そしてザ・キンクスのレイ・デイヴィスへのハード・ロック・カフェ・ロックの大使賞の受賞が決定している。
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