ジェイムス・ブレイク、新木場スタジオ・コースト公演で「足ががくがく震えた」

ジェイムス・ブレイク、新木場スタジオ・コースト公演で「足ががくがく震えた」

6月に圧巻の来日公演を披露したジェイムス・ブレイク。来日時に行われたインタヴューが『ロッキング・オン』8月号に掲載されており、そこで彼の楽曲がどう作られ、エモーショナルになっていくのかを次のように明らかにしている。

「例えば“レトログレード”はピアノのみで演奏できる、サウンド・プロダクションに頼らない楽曲だよね。でも“ネヴァー・ラーント・トゥ・シェア”とか……その……歌詞も一文のみだからさ(笑)。ほかにいろんなことを盛り込まないとだめなんだよ。曲構成に満足するのか、全体の完成度によって満足感を得るのか。その2つが混在しているのがいいんだ。(曲作りにおいて)例えば歌詞らしきものを書いてみてもたいていその半分はクソなんだ。数週間後、いざレコーディングするときに自分で読み返して『これはありえないだろ』ってなって、結局そのうちの4文だけを歌うことになる。逆に4文の歌詞から膨らませていくような時間もなかったり、それ以上思いつかなかったりするんだよ。となると、4文の歌詞が手元にあるけど、さあこれでどうする?ってことになるんだ。自分が言いたいことはもう全部ここに表現されている。さてここからどうやって曲を生み出していこうか?って、初めて本気でクリエイティヴィティを発揮していくことになるんだよ」

このインタヴューではまた、新木場スタジオ・コーストでのライヴでの体験について、「“ウィルヘルム・スクリーム”を演奏しているとき、僕の後ろからライトが照らされてオーディエンスの顔が見えるんだけど、みんな、こんな顔(と言って頬を両手で押さえて泣きそうな顔をする)をしてるんだよ。観客全員の顔が照らされてエモーショナルになっているのがわかる瞬間で、そうしたみんなの表情を見て、僕がどんな気持ちになるか想像できると思う……とにかく最高なんだ」と話しつつ、「舞台の上で、ペダルに乗せた足がこんな風に震えてた(と、足をがくがくさせる)」と、とても緊張していたことを明かした。

『rockin'on』8月号の詳細はこちらから。
http://ro69.jp/product/magazine/detail/84307
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