MGMT、9月リリースの新作について「前作ほど気が触れた被害妄想的な作品ではない」と語る

MGMT、9月リリースの新作について「前作ほど気が触れた被害妄想的な作品ではない」と語る

9月に3年ぶりとなるサード・アルバム『MGMT』をリリースするMGMTだが、新作について前作『コングラチュレイションズ』と比較して「気が触れて、気が立って、被害妄想になった度合が減っている」と語っている。

2010年に前作をリリースした時と較べると、バンドとしての自分たちとより折り合いがつくようになったとアンドリュー・ヴァン・ウィンガーデンは次のように『NME』に語っている。
「僕たちとしては以前よりももうちょっと気を楽にしてやってるし、成り行きに任せられるようになってきてるんだ。なによりもね、今の自分たちをよく表しているすごくいいアルバムを作れたと思うし、3年前の自分たちと較べると、気が触れて、気が立って、被害妄想になった度合が減ってると思うよ。挙げていけば理由は山ほどあるんだけど、とにかく2010年というのは、僕たちには本当に大変な年だったんだよ」

その一方でベン・ゴールドワッサーは前作の制作は2008年の『オラキュラー・スペクタキュラー』のツアーとの間に休みをまったく入れなかったために「被害妄想アルバム」になってしまったと語っている。
「(『MGMT』と較べたら)前作はもっと被害妄想アルバムになっちゃったんだと思うよ。ものすごくきついツアーの流れから上がってすぐに書いた作品で、まったく休みも入れなかったから、被害妄想だったり、自分たちの知らないところで勝手に物事が運んでいる感じだったり、そんな気分が『コングラチュレイションズ』ではすごく表れちゃったんだと思うな。音楽の書き方もね、意図的に居心地の悪いものとして書いてたからね。今度の新作では、もっと没頭していけるような作品を作りたいと思ったんだよ」

バンドは現在北米ツアーをスタートさせていて、9月からはヨーロッパ・ツアーに乗り出す予定になっている。

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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