MGMT:前作から激動の6年を経てたどり着いた新境地 ―― 目眩く広がるサイケデリアで希望を提示した感動作『ロス・オブ・ライフ』を、アンドリュー&ベンが語った!

MGMT:前作から激動の6年を経てたどり着いた新境地 ―― 目眩く広がるサイケデリアで希望を提示した感動作『ロス・オブ・ライフ』を、アンドリュー&ベンが語った! - rockin'on 2024年3月号 中面rockin'on 2024年3月号 中面

現在発売中のロッキング・オン3月号では、MGMTのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「より良い世界を想像してみることにしたんだ。
人間関係とか、人間同士の絆とか、インスピレーションを得るようなことを探したり、クールなサウンドを見つけたり、感動的な瞬間を作るとか。
その方が大事だと思ったからね」


●あなた達はデビュー当時も、世界が緊迫しすぎた時に救済してくれるような作品を作りましたが、今作も同様の面があると思います。また今の時代のフィーリングを捉えつつ、未来を優しく提示するものにもなっています。バンドとしては新たなサウンドにも大胆に挑戦していますが、あなた達的にはどうですか?

アンドリュー・ヴァンウィンガーデン
「そう思ってくれて嬉しいよ。僕らとしては、毎回違うことに挑戦したいというのはまずあるわけだけど、今回はとりわけ、難解で曖昧なものでもなくて、これまでになく直接的な作品にしたいという目標はあったんだ。それでいて、ヘヴィでダークなテーマを扱いながらも、聴いた人が、希望を持てるような、思い切りハグしてもらったように感じる作品にしたかった。だから、今作からは悲観的な雰囲気は完全に排除したかった。2人ともその目標を達成できたと思えるからハッピーだし、発表が楽しみなんだ」

ベン・ゴールドワッサー
「えっと、前作は、あの当時、世界で起きていたこと、とりわけファシスト的な方向に向かっていることに反発した作品だったと思う。あれから何年も経過したわけだけど、でも状況はあらゆる意味でむしろ悪化していると思う。だからそれにまた真っ向から反抗していたら疲弊してしまうし、それにこれ以上知的な返答ができるとも思えなかった。だからその代わりに、より良い世界を想像してみることにしたんだ。人間関係とか、人間同士の絆とか、インスピレーションを得るようなことを探したり、クールなサウンドを見つけたり、感動的な瞬間を作るとか。その方が大事だと思ったからね。悪いことをあれこれ考えるのは精神的にも傷付くし」

●ファーストシングルの“マザー・ネイチャー”は、バンドの過去を振り返りつつ、あなた達の新章を告げるような曲ですよね?

アンドリュー「そうだね(笑)。この曲をファーストシングルにしたのもそれが理由だし。この曲はすごくポジティブだけど、でもメロディはメランコリックで、アルバム全体の世界観を設定する曲だと思ったんだ。MVでも、僕とベンの物語を映したつもりだしね」
(以下、本誌記事へ続く)



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