イギリスのシングル・セールス、2013年も過去最高記録達成の勢い

イギリスのシングル・セールス、2013年も過去最高記録達成の勢い

イギリスのチャートをまとめているオフィシャル・チャーツ・カンパニーはダフト・パンクの"ゲット・ラッキー"やロビン・シックの"Blurred Lines"の大ヒットの影響で、おそらく2013年のシングル・セールスはイギリス史上最高のセールスを記録するのではないかと予測している。

イギリスのシングル・セールスは昨年まで5年連続で記録を更新するという好調さを続けていて、その傾向は今年も引き継がれそうだとオフィシャル・チャーツ・カンパニーは発表している。また、今年に入ってこれまで最もセールスを記録しているシングル2枚"ゲット・ラッキー"と"Blurred Lines"のどちらにもファレル・ウィリアムズが客演している。

"ゲット・ラッキー"は4月にリリースされてからすでに100万枚越えを記録していて、現在今年最大のヒットとなっていて、それに続いているのが1か月で82万8千枚ものセールスを記録しているロビン・シックの"Blurred Lines"となっている。また、昨年の6月末の数字と比較するとシングルのダウンロード・セールスは2.5パーセントの増加を記録していて、シングル全体のセールスは6パーセント増の1億8860万枚となっている。なお、このうちデジタルの比率は99.6パーセントだという。

また、ここまでの累計セールス・トップ10内のシングルはいずれも50万枚以上の売上を記録していて、たとえば、マックルモア&ライアン・ルイスの"Thrift Shop"は68万枚、ピンクの"ジャスト・ギヴ・ミー・ア・リーズン"は65万2千枚を記録している。また、トップ40入りしているシングルのうち7割以上の作品が30万枚以上のセールスを記録しているという。

その一方、アルバム・セールスでは『Now That's What I Call Music 84』が現在のところトップで65万8千枚のセールスを記録していて、2位はエミリー・サンデーのファースト・アルバム『エミリー・サンデー』となっている。エミリーのファーストは昨年2月のリリースとなっているが、今年に入ってからだけで53万6千枚を売っていて、アルバムの累計枚数としては190万枚を記録している。
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