プライマル・スクリームのボビー、「今やアンダーグラウンドというものがなくなってる」と語る


プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーは現在の保守党政権へのアート界から異議表明がなさすぎると批判していて、今のイギリスでは階級闘争が進行しているとも語っている。

『NME』の取材に答えたボビーは昨今のアート界からは異議表明がなさすぎると批判し、デイヴィッド・キャメロンやボリス・ジョンソンなどの保守党政治家について「トップにいるまんこ野郎が好き勝手にやっている」と言及している。

「今やアンダーグラウンドというものがなくなってるんだ。アートから社会全体に至るまでカルチャーの中での異議表明がなさすぎるんだ。俺たちは今極端に右翼的な、理不尽で不寛容な時代を生きていて、俺たちは極右的政府によって支配されてるんだよ。なのに、アートからはなんの反論もない。人々には変化を起こす方便を見つからないんだ」

さらに現在の体制を構成する人物たちについてボビーは次のように語っている。
「あいつら全員、銀行家も、政治家も、首相も、ボリス(・ジョンソン)も、あいつらは全員サッチャー・チルドレンなんだよ。サッチャーこそが新自由主義資本主義経済を始めたわけで、あいつらはそれにまんまと乗っかってるわけなんだな。そう、だから俺はこれは完全な階級闘争なんだと思うな。今時、階級闘争なんて口にするのはおしゃれなことじゃないけど、でも、実際そういうもんだよ。この国では明らかに階級分化があって、その格差はどんどん開いているんだ。欲得が渦巻いているんだよ」

「搾取されていくのはいつでも労働者階級なんだ。俺にとってはその他大勢の階級なんだよ、中流でも、労働者階級でも、下層階級でもなんでもいいけど、トップで好き勝手にやってるまんこ野郎どもに対抗する階級っていうことでね」

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