オアシスの“Hello”の印税で約1.5億円を稼いだとゲイリー・グリッターが報じられる

オアシスの“Hello”の印税で約1.5億円を稼いだとゲイリー・グリッターが報じられる

70年代にグラム・ロックで一時代を築いたゲイリー・グリッターは、歌詞のサンプリングが一部使われているとしてオアシスから100万ポンド(約1億5400万円)の印税を受け取っていると伝えられている。

問題の歌詞はオアシスの1995年の『モーニング・グローリー』の冒頭を飾る“Hello”の一節で、この曲の終盤部で繰り返される「Hello, hello, it’s good to be back」というフレーズがゲイリーの73年のヒット曲"Hello! Hello! I’m Back Again"からの借用となっているため、今後も相当量の印税が支払われることになると『ザ・サン』紙が伝えている。

『モーニング・グローリー』はすでに全世界で2200万枚以上のセールスを記録しており、こうしたセールス以外にも、ラジオやオンラインでの再生についてもゲイリーは印税を受け取る権利を有している。音楽関係の法知識に詳しい弁護士のクレイグ・ブルックスは、“Hello”のおかげでゲイリーはこれまで100万ポンドは稼いでいるのではないかとしていて、その上、自身のカタログのリリースなどで30万ポンド(約4620万円)の収入を毎年得ているはずで、今後も同様に印税収入を得ていくはずだと『ザ・サン』紙に解説している。

また、これまでの“Hello”の印税収入のほか、ゲイリーは当初オアシスに対して著作権侵害の訴えを起こして1999年に20万ポンド(当時のレートで約3600万円)の和解金を得たとされている。

なお、当のゲイリーは99年に児童ポルノをダウンロードして有罪となり4か月の禁固刑を務めた後、06年にはヴェトナムで女児2人に対して性的虐待を働いた容疑で有罪となって3年の実刑を務めている。08年にイギリスに帰国してからは性犯罪登録者扱いとなっていて、何かと批判の対象になっている。
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