元ヴァン・ヘイレンのサミー・ヘイガー、ヴァン・ヘイレンに戻りたくない理由を語る
2013.08.13 21:15
デビュー40周年記念プロジェクトとなる最新スタジオ・アルバム『サミー・ヘイガー&フレンズ』を9月11日にリリースするサミー・ヘイガーが、『ローリング・ストーン』誌の最新インタヴューに答えている。
タイトルの通り、様々なゲストが迎えられている今回の新作だが、参加メンバーとしてはキッド・ロック、トビー・キース、タジ・マハール、ロニー・ダン、ジョー・サトリアーニ、ハートのナンシー・ウィルソン、元グレイトフル・デッドのミッキー・ハート、ジャーニーのニール・ショーン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスらの名前が挙がっている。また、実はメタリカのジェイムス・ヘットフィールドともかなり親しくしていて、ジェイムスにも参加してもらいたかったところだったが、楽曲とジェイムスのパフォーマンスが合わなかったため、ジェイムスの方から辞退することになったとサミーは語っている。
また、新作でサミーはデペッシュ・モードの"パーソナル・ジーザス"という意外なカヴァーも行っているが、この選曲の理由についてサミーは次のように語っている。
「この曲を選んだわけは、エレクトロニック・ヴァージョンがこの曲の一番弱いヴァージョンだと思うからなんだ。デペッシュ・モードがこの曲をやったことはすごいことだと思うし、この曲自体は大好きなんだよ。実はデペッシュ・モードがさして好きというわけじゃないんだけど、この曲は大好きなんだ。このリフがすごいんだよ。ウクレレで弾いたとしても強烈なリフなんだよ。バンジョーで弾いても同じだよ。ヴァイオリンだってそうさ。マジでだよ。このリフは極悪なんだよ。それがこの曲なんだね」
その一方でデイヴ・リー・ロスとはデュエットは試みないのかという問いには、デイヴの方から持ちかけてきた話ならいつでもやるよと答えながら、理由はどうしてなのかはわからないが基本的に自分はデイヴには好まれていないし、二人の仲がうまくいった試しもないと答えている。さらにヴァン・ヘイレンについては次のように語っている。
「『エディから急に連絡が入ってまたバンドに戻ってほしいといわれたらどうする?』ってよく言われるんだけど、俺としてはとにかくそれだけはやってくれるなよと思ってるよ。俺はもうとっくにあの時期を置いてきちゃってるし、でも、自分たちがやってきたことについては満足してるし、誇りも感じてるから、04年のツアー時にみたいに、ケチをつけるようなことはしたくないんだよね。しかも、今バンドがやってることはまるで俺なんか最初からバンドにいなかったように振舞ってるようなもんで、初期の曲ばかりを演奏してるわけで、どうしてあんなことができるのか俺にはわからないよ」