ジョン・フルシアンテ、2009年にレッド・ホット・チリ・ペッパーズを辞めた理由を語る

ジョン・フルシアンテ、2009年にレッド・ホット・チリ・ペッパーズを辞めた理由を語る

8月27日にソロとしての新作EP『アウトサイズ』をリリースした元レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテだが、2009年にレッド・ホット・チリ・ペッパーズを脱退した経緯を明らかにしている。

ジョンはレッド・ホット・チリ・ペッパーズが2年の休止期間を経て2009年に活動再開を試みた際、脱退を表明し、バンドはその数週間後に後任のジョシュ・クリングホッファーを迎えて新作制作に乗り出し、11年の『アイム・ウィズ・ユー』をリリースすることとなった。しかし、ジョンがそもそも脱退を考えるようになったのは、『ステイディアム・アーケイディアム』のツアーを07年に終えた時点で、フリーが一時的な活動休止を提案した時だったとジョンはここにきて明らかにしている。

「フリーがそれを言い出した時には僕としてはショックを受けたんだよ」とジョンは『ビルボード』誌に語っている。「僕としてはあのままずっと転がっていくもんだと思ってたんだよ。このままこの勢いでずっといきたいのにっていうね」。

「だけど、いったんフリーからそう言われたら、いろいろ考えだしちゃったんだよね。『何をやってもいいっていう猶予を2年も貰ったら、その2年の間に何をやろうかな?』ってね」

「そのまま4か月経っちゃったら、もうバンドにいない状態が楽しくてしょうがなくなってきちゃって、2年とか、そんな期限付きなしでもいいやってことになっちゃったんだ」

バンドは昨年ロックンロール名誉の殿堂への殿堂入りも果たしたが、式典にジョンは出席せず、3度目のチリ・ペッパーズ復帰についてもまったく興味がないと明らかにしていて、通常のライヴ活動にも関心がないと次のように語っている。

「もう自分のことをパフォーマーだとも考えていないんだ。そういうことは僕としては自然とやっていたことではなかったし、むしろ自分から適応して学習していったことなんだよね。でも、僕がどういう存在なのかということについての、本当の意味での表現には実はなっていなかったんだよ」

その一方で新作EP『アウトサイズ』については「プログレ・シンセ・ポップになっている」とジョンは説明している。
「自分としては学習するためにもあらかじめ売れないとわかっている作品を、それでも作る必要があったんだ。この先は一生、こういうことを続けていくつもりだよ」
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