ブラーのアレックス・ジェイムスは最近のフェスティヴァルはなんの意味も性格もないと語っている。
ブラー解散後に牧場を購入し、自身のチーズ・ブランドも立ち上げて成功させているアレックスだが、イギリスの超人気シェフ、ジェイミー・オリヴァーとタッグを組んだ料理と音楽のフェスティヴァル、ザ・ビッグ・フェスティヴァルをアレックスは立ち上げていて、8月31日と9月1日にコッツウォールズにあるアレックスの牧場で開催される。
しかし、アレックスは今では夏フェスがあまりにも多すぎると次のように語っている。
「ブラーで活動を始めた頃、フェスティヴァルなんてグラストンベリーとレディングしかなかったんだからね。しかも、かなり危ないサブ・カルチャーの一角として知られていて、ブラーがグラストンベリーに初めて出演することになっておふくろにそう話した時なんて相当に嫌そうな顔をしたもんなんだよ。それが今じゃフェスは普通の学生の夏の過ごし方として最も好まれるものになってるんだからね。もうフェスの数が今は多過ぎるし、しかもほとんどのフェスに性格や意味がないからね」
なお、ザ・ビッグ・フェスティヴァルでは家族で観やすい出演者が揃っていて、ザ・ベースメント・ジャックス、ザ・フィーリング、K.T.タンストール、リズル・キックスらが出演を予定していて、会場には「アレックスのチーズ・パブ」も出店するという。
自身のフェスについてアレックスは次のように語っている
「音楽と食べ物と家族、ぼくが一番関心のあるものはそれだし、ザ・ビッグ・フェスティヴァルはそれを象徴するフェスティヴァルなんだよ。ベースメント・ジャックス、超売れっ子シェフにも来てもらうことになっているけど、会場での最大のイヴェントは子供たちの遊び場として用意したわら草の山になると思うよ」
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