アークティック・モンキーズのアレックス、『Xファクター』は対抗相手として必要と語る
2013.09.11 21:00
アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーは、人気オーディション番組『X・ファクター』について、そういう番組もまた必要だと語っている。アレックスはロンドンのラウンドハウスで行われたiTunes Festivalへの出演前に楽屋でBBCの取材を受けていて、次のように語っている。
「みんな『X・ファクター』のような勝ち抜き番組について目くじらを立てすぎなんだよ。ああいうのはああいうのでやらせておけばいいわけだし、こっちだってなんか対抗するものが必要なんだからさ。人はああいう番組がどれだけいろんなものをダメにしたかって話をすぐするけど、それがテレビだろうがなんだろうが、いつの時代にだってクソみたいなポップ・ミュージックはずっとあったわけで今に始まったことじゃないんだよ」
さらに新作『AM』におけるヒップホップの影響についてアレックスは次のように説明している。
「俺たちの場合、ヒップホップからはいつだって歌詞的に影響を受けてきたと思うけど、今度のアルバムではもうちょっとその影響をしっかり打ち出している感じはあるんだ。ただ、ヒップホップ的な要素を少しだけ拝借してきたというもので、たとえば、ドラムのサウンドとかがそうなんだけどね。だから、まだラップをやってるわけじゃないんだよ」
さらに音楽業界の衰退については次のように語っている。
「時々、今が70年代で飛行機を買えたり、ビール腹でもやってける時代だったらいいのにと思ったりもするけどね、でも、今はジムとかに行かなきゃいけない時代なんだよね」