アーケイド・ファイアのウィン、2枚組をやれないバンドなんかに用はないと語る

アーケイド・ファイアのウィン、2枚組をやれないバンドなんかに用はないと語る

10月29日に待望の新作『Reflektor』をリリースするアーケイド・ファイアだが、ウィン・バトラーがアルバムについてBBCで語ったインタヴューの続報が伝えられている。

アルバムはハイチやジャマイカへの度重なる旅行にインスピレーションを受けているとのことで、ハイチのパーカショニストが二人参加してリズム・セクションを実験的なものにして、ヴードゥー的な雰囲気をもたらしているというが、バンドは最終的に50曲から60曲の作品を書き、それをさらに磨いて絞り込んでいったとウィンは語っている。7分を越えるファースト・シングル"Reflektor"を初め、収録曲の多くはバンドに今回の新作を2枚組にするように決心させたとのことで、どうしても入れたい曲はすべて収録したいと思ったとウィンは説明している。

「2枚組に拡げていく方が道理にかなっているように思えたんだ。どんな音楽でもやりたいものをやれないバンドなんかには用がないからね」

プロデュースについて当初はバンドだけで手がけていたが、その後元LCDサウンドシステムのジェイムス・マーフィーを引き込んだ意図を次のようにウィンは笑いながら説明している。

「ジェイムスにつま先でリズムを取らせることができれば、音の方向性は間違ってないってことなんだよ」

さらにバンドは「REFLEKTOR」と正方形と円の中に綴ったグラフィティ風の告知を世界各地で行っていたことが明らかになっているが、こうした告知やシングルやヴィデオのリリースは「変なアート・プロジェクト」や映画の予告編のような感じのものとして行っているとウィンは語っている。

「子供の頃"スリラー"のヴィデオをテレビで観た時のこととか、あるいはみんながそれぞれに同時に観ていたなにかとか、そういうものを思い出すんだよ。なんかある時を自分から生み出すとか、パーティを自分が開催するような、そんな感じなんだ」
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