クリスマス頃に新作『Died Blonde』と回想記をリリースすると明らかにしていたコートニー・ラヴだが、回想記の内容がamazon.comで明らかにされている。
それによれば、タイトルは『My Story』といって12月中旬刊行とされているが、版元のウィリアム・モロー社は、その後、刊行時期が正確には2014年初頭になると明らかにしたと『ローリング・ストーン』誌が伝えている。
自伝の内容としては、薬物依存症との葛藤、ニルヴァーナのカート・コバーンとの「悲劇的な恋愛」、かつて交際を伝えられたビリー・コーガン、トレント・レズナー、俳優のエド・ノートンらとの関係、衝突を繰り返したヒッピー世代の両親との関係、また駆け出しの頃にストリップで生計を得ていたことなどを扱っているという。一度読みだしたら釘付けになり、「事実は小説より奇なり」を地で行く内容だと紹介されている。
物語はコートニーがサンフランシスコのサブカルチャーや1980年代から90年代にかけてのパンクとグランジ・シーンと共に思春期を迎えるところから幕を開けるというが、コートニーの過剰な生き様や男女関係がゴシップとして大きく注目されている一方で、「ロック・カルチャーが、コートニーという物怖じしない、危ういクリエイティヴィティを備え、なおかつ卓越したエンタテイナーでもある1人のアーティストと女性をいかにして形作ったかを解明するユニークな洞察となっている」と紹介されている。
6月の時点でコートニーは『ローリング・ストーン』誌にアンソニー・ボッザという編集スタッフと共同執筆していると語っていて、1994年から08年へと急に飛んでしまうような語り口になっていると明かしていた。
「直線的に時間軸にそって語るのがすごく苦手で。(パティ・スミスの)『Just Kids』を今読んでいるところで、これは一人で書いた本だと知ってるから参考にしたいのね。それとラッセル・ブランドの『My Booky Wook』は本当にラッセルの人柄が伝わるという意味ですごくよく書けてると思う。あとは(女優の)タルラー・バンクヘッドの自伝をたまたま見つけて、これが本当に素晴らしくて。だから、この3冊を組み合わせたような書き方をしてるんだけど。キース・リチャーズの『ライフ』は長すぎて読み切れなかったから、参考にできなかったわ」
アメリカのアマゾンでの『My Story』のページはこちらから→
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