ブラック・フラッグ、11月に28年ぶりとなる新作『What the…』をリリース

ブラック・フラッグ、11月に28年ぶりとなる新作『What the…』をリリース

今年に入って活動再開を表明しているブラック・フラッグは、28年ぶりのアルバム『What the…』を11月5日にリリースすると明らかにしている。

バンドは今年5月に新曲"Down in the Dirt"を無料ダウンロードとして発表し、それに引き続いて新曲"The Chase"をビデオとして発表していたが、ここにきてバンドはiTunes Storeで新作『What the…』の予約を開始していて、22曲のトラックリストが明らかにされている。

今回の再結成は1976年にバンド結成に参加していたギターのグレッグ・ギンが主導したものになっているが、2代目ヴォーカリストでEP『Jealous Again』に加わっていたロン・レイズ、さらに新メンバーとなるベースのデイヴ・クライン、ドラムのグレゴリー・ムーアというラインナップになっていることをグレッグは今年1月に発表している。なお、バンドは00年代に入ってから何度か再結成ライヴを行っているが、グレゴリーは03年の再結成ライヴにも参加していた。

4月に入ってからバンドは活動を再開させることを明らかにしていて、バンドのマネージャーは『ローリング・ストーン』誌に対して次のように語っていた。

「グレッグは再結成だとか、ベスト・ヒットものにはしたがってないんだよ。ビートルマニアとか、そういうもんではなくて、グレッグにとってはあくまでも音楽なんだ。だから、昔の曲を演奏するにしても新しい音楽がなくちゃならないんだ」

なお、ブラック・フラッグの活動再開と同時期に元ブラック・フラッグのメンバーらで結成されたユニットが「フラッグ」と名乗ってブラック・フラッグのレパートリーを中心とするセットリストによるライヴ活動を始めているが、グレッグは8月にこのフラッグのメンバーと、ブラック・フラッグの元ヴォーカルのヘンリー・ロリンズを登録商標権侵害で訴訟を起こしている。しかし、裁判所は証拠が不十分だとしてグレッグの訴えを棄却した。

ブラック・フラッグは11月のリリース後にプエルトリコとオーストラリアのツアーを予定している。
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