モーターヘッドのレミー、心臓にペースメーカーを埋め込む手術を行ったことが明らかに


6月にツアーを急遽中止したモーターヘッドのレミー・キルミスターは、今回心臓のペースメーカーを身体に埋め込む手術を受けたことが明らかになっている。ギターのフィル・キャンベルはレミーには不整脈が出ていたため、ペースメーカーが必要になったとニュースサイトの「ウェールズオンライン」に語っている。

レミーは今年に入ってからペースメーカーの移植手術を受けていたことが伝えられていて、その後体調が思わしくなくなり、行っていたツアーもすべていったん中止にまで追い込まれていたが、フィルは次のようにこれまでの経緯を説明している。

「レミーは不整脈を患っていたから今年に入ってペースメーカー移植手術を受けてたんだけど、その後、今度は糖尿病の容態が悪くなっちゃったんだよ。でも、心臓の方も今は平気だし、その後ライフスタイルと食事も糖尿病に合わせて根本的に改めたんだよ。ただ、まだツアーに戻るには100パーセントの状態になってないと、本人は考えてるんだ」

さらにレミーとしてはなかなか自分の心境を素直に表せないところもあるはずだとフィルは次のように説明している。
「一番の問題は、レミーがこれまであまりにもハードな生き様しか見せてこなかったから、容易に自分の中身をさらけ出せないんじゃないかと思うんだよ。なんかロック界におけるジョン・ウェインみたいな感じでさ、生涯一兵卒、すべて自力で解決するっていうノリなんだよね」

なお、モーターヘッドは10月21日に新作『Aftershock』をリリースしていて、レミーもいずれこのアルバムのツアーで再会しようと7月にファンへのメッセージを綴っていた。