モーターヘッドのレミー、健康は回復したもののどん底の気分だと語る

モーターヘッドのレミー、健康は回復したもののどん底の気分だと語る

先頃、心臓ペースメーカーの埋め込み手術を無事に終えたことが明らかになっているモーターヘッドのレミー・キルミスターはどん底の気分だと語っている。

レミーは今年に入ってからペースメーカーの移植手術を受けていたことが伝えられていたが、その後体調が思わしくなくなり、6月まで行われていたツアーも以後すべていったん中止にまで追い込まれていた。その後、バンドはレミーが健康状態を回復し、ペースメーカーを埋め込む手術をあらためて受けたことを明らかにしている。バンドは来年2月からツアーを再開するとしているが、『ザ・ニューヨーク・タイムス』紙に対してレミーは現在の心境を「どん底の気分だよ」と語っていて、次のように近況を報告している。

「この身体じゃ俺は二度と普通には雇って貰えないね。まあ、派手に遊んだ日々のツケを払ってるって感じだな。俺がこれまでやってきたことすべてが一緒くたになった結果のことなんだよ。しかも嫌というほどやってきたからね」

酒はやめたのかという問いに対してレミーは「煙草はもうやめたよ。今はワインを飲むだけで、他は一切飲んでないよ」と答えている。

なお、ギターのフィル・キャンベルは先頃レミーの状態について次のように説明していた。
「レミーは不整脈を患っていたから今年に入ってペースメーカー移植手術を受けてたんだけど、その後、今度は糖尿病の容態が悪くなっちゃったんだよ。でも、心臓の方も今は平気だし、その後ライフスタイルと食事も糖尿病に合わせて根本的に改めたんだよ。ただ、まだツアーに戻るには100パーセントの状態になってないと、本人は考えてるんだ」

さらにレミーとしてはなかなか自分の心境を素直に表せないところもあるはずだとフィルは次のように説明している。
「一番の問題は、レミーがこれまであまりにもハードな生き様しか見せてこなかったから、容易に自分の中身をさらけ出せないんじゃないかと思うんだよ。なんかロック界におけるジョン・ウェインみたいな感じでさ、生涯一兵卒、すべて自力で解決するっていうノリなんだよね」

なお、モーターヘッドは10月21日に新作『Aftershock』をリリースしていて、レミーもいずれこのアルバムのツアーで再会しようと7月にファンへのメッセージを綴っていた。

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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