ファットボーイ・スリムとのコラボレーション作で、イメルダ・マルコス元フィリピン大統領夫人の半生を追ったコンセプト・アルバム『ヒア・ライズ・ラヴ』を2010年にリリースしたデヴィッド・バーンだが、フィリピンでの台風30号の被災支援として特別パフォーマンスを行うという。
『ヒア・ライズ・ラヴ』はその後ロック・ミュージカルとしてミュージカル化もされ、今年の4月から今月までニューヨークのパブリック・シアター劇場で上演されていたが、この時の出演キャストとデヴィッドとで、11月25日にニューヨークのターミナル5で特別ライヴ・パフォーマンスを行うと発表している。収益はすべて医療支援団体の「国境なき医師団」に寄付されるという。デヴィッドは次のように声明で語っている。
「この出し物はフィリピンの人々の柔軟性をテーマにしたものだから、これほどタイムリーなタイミングも他にはないと思うんだ。今回の災害について聞くに及んでキャストのみんなから連絡があって、ライヴをやってその収益を支援の援助に回そうという話になったんだよ。キャストの大半もフィリピン系の人がほとんどだし、みんな気持ちがひとつなんだよ。みんな、すごくパーソナルな問題としてこのライヴを成功させたいんだ」