ブロック・パーティのケリー・オケレケ、3Dプリンターでアナログ盤を製作してリリース

ブロック・パーティのケリー・オケレケ、3Dプリンターでアナログ盤を製作してリリース

ブロック・パーティのケリー・オケレケはシンガー・ソングライターのボビー・ゴードンと書き上げた新曲のアナログ盤を3Dプリンターで製作し、12月にロンドンに開設する露店で販売するという。ジャケットはデザイナーのケイト・モロスが4種用意していて、限定販売すると『ザ・ガーディアン』紙が伝えている。

今回のプロジェクトは酒類メーカーのバカルディがスポンサーとなったもので、収益は音楽セラピーを推し進めるチャリティ団体の「ノードフ・ロビンス」に寄付されるという。3Dプリンターからアナログ盤を製作する技術はアメリカの研究者のアマンダ・ギャッサイが開発したもので、デジタル音源ファイルを3Dプリンターからアナログ盤として出力するプログラムになっているとか。

なお、ギャッサイが開発したプログラムではアナログ盤の音源はステレオではなくモノラル再生になるというが、レコードの溝は通常のものよりも深く幅広く彫れるため音質もよくなっているという。

今回のプロジェクトはバカルディ・ビギニングスというキャンペーンの一環で、知名度の高いアーティストと新進のアーティストとをカップリングさせ、そこに新しいテクノロジーを加味したプロジェクトとして打ち出している。このキャンペーンではこれまでにルディメンタルとバイポーラー・サンライズによる1日で作曲とレコーディングを済ませるプロジェクトや、トドラTとローゼズ・ゲイバーによるリミックス・コンテストなどが行われている。
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