ビヨンセの新作『Beyonce』の電撃リリースはなぜ実現したのか、関係者らが語る

ビヨンセの新作『Beyonce』の電撃リリースはなぜ実現したのか、関係者らが語る

12月13日に急遽iTunesを通して新作『Beyonce』をリリースしたビヨンセだが、『ローリング・ストーン』誌の取材に答えた複数の関係者らは、ビヨンセがいかにしてリリース情報が漏れないようにしていたかその舞台裏について語っている。

新作『Beyonce』は14曲の新曲とそれに対応するビデオも揃った内容になっていて、リリースの発表とともに即時にiTunesで発売となったが、ツイッターとフェイスブックで話題となって爆発すると3時間で8万枚売れるという現象になったという。元EMIの幹部で現在はマーケティング会社を経営しているシド・シュワルツは次のように語っている。

「ビヨンセほどのステイタスのアーティストとなったら、これほど早く作業を終わらせて秘密裏に作品を出してしまうことなんてできないことなんですよね。これを実現させるためには、明らかに業界のメカニズムともなっているような手順を多くすっ飛ばしていることは確かです」

そのために大きかったのがiTunesのみのリリースとしたことで箝口令を敷くのをアップル社の社員だけに限定したことだとシュワルツは語っている。アマゾンやターゲットなどの販売店との交渉をなくしたことによって情報が漏れる確率も少なくなったとシュワルツは説明しつつも、次のようにその難しさを語っている。

「ただ、ビヨンセほどのアーティストになると情報を秘密にしておくのが本当に困難なんですよ。今回のリリースについて本当に知っていたのはごくわずかな人物だけだったと言わざるを得ないですね」

たとえば、シンセ・ポップ・ユニット、チェアリフトのメンバーで収録曲"Angel"を書いたキャロライン・ポラチェックは「出る気配なんてさっぱりわかってなかった。最終ヴァージョンだって、昨日出てから初めて聴いたくらいだし」と語っている。

制作は主に夏の間に行われ、ジャスティン・ティンバレイク、シア、ワンレパブリックのライアン・テダー、フランク・オーシャン、ミゲル、ザ・ドリームらとのコラボレーションが行われたが、ドレイクとともに"Mine"の制作に参加したプロデューサーのシービブは2日間作業を続け、その時点ではビヨンセがクリスマスまでにリリースしたがっていることだけは知っていたと語っている。

「素晴らしいことだよ。基本的にマーケティングに一銭もかけなかったということになるからね。リリースの情報を内に溜めて外に洩らさなかったことに成功したというのはものすごく印象的だね。簡単にやれることじゃないよ。みんな驚いたから。ほんと、関係者も含めた全員だよ。驚いたのはファンだけじゃないんだから」
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