ベック、フレーミング・リップスのウェインに批判されて傷ついた経験を語る

ベック、フレーミング・リップスのウェインに批判されて傷ついた経験を語る - ベック『モーニング・フェイズ』2月26日発売ベック『モーニング・フェイズ』2月26日発売

新作『モーニング・フェイズ』を2月26日にリリースするベックだが、2002年にザ・フレーミング・リップスとのジョイント・ツアーを行い、自身のバック・バンドも任せることになった際、この時を境にウェイン・コインはベックが「ムカつく野郎だ」と公言し始めたことを振り返っている。

ウェインはベックについて浮世離れしたいけすかない人間だと語るようになったが、その時の心境をベックが『モジョ』誌に語っていて、ウェインの発言が気になって世界中から嫌われているのかもしれないと思うようになったと説明している。

「どうしてああいうことを言い出したのかわからないんだ。僕としてはすごく驚いたよ。というのはツアーの最終日に『愛しているよ、このツアーは自分の人生を変える出来事だった。自分たちはもう兄弟だ』と言い合っているビデオもあるくらいだからね、訳がわからなくて混乱しちゃったんだよ。それから1年くらいずっと実はみんなに嫌われてるのかなって悩んでたくらいでさ」

「ウェインはたぶん、僕は人の言うことが気になるタイプで、ロック・スター的なバカ騒ぎするようなタイプじゃないと勘付いたんだろうね。でも、ウェインが知らないのはツアーの間、僕はものすごく具合が悪くて、あまりにひどい状態でギターを持ち上げる気力もなかったくらいだったっていうことなんだよ」

「だから、ライヴが終わってもすぐに部屋に戻って睡眠をとらなきゃならなかったんだ。ある日は食中毒になっちゃったから、そのせいでライヴも30分遅らせたことがあったんだけど、それについてもウェインはいかにもな演出だと思ったんだろうね。でも、ライヴは楽しかったんだよ! 僕としてはその後、一緒にアルバムでも作れるもんだと思ってたんだけどな」

新作『モーニング・フェイズ』はアトムス・フォー・ピースのドラマーとして活躍中のジョーイ・ワロンカーを始め、ジャスティン・メルダル・ジョンセン(ベース)、スモーキー・ホーメル(ギター)、ロジャー・ジョセフ・マニング・Jr.(キーボード)、ジェイソン・フォークナー等、2002年の大傑作アルバム『シー・チェンジ』に参加したメンバーが集結。また、昨年ベックとスプリット・シングルを発売したジャック・ホワイト(ホワイト・ストライプス)が所有する“Third ManRecords”スタジオにて録音された音源も収録される。

リリースの詳細は以下の通り。

●リリース情報
アーティスト: Beck (ベック)
タイトル: Morning Phase(モーニング・フェイズ)
レーベル: Hostess
流通品番:HSE-60180(オリジナル品番:未定)
発売日: 2014年2月26日(水)
価格:2,490円(税込)
※日本盤はボーナストラック、歌詞対訳、ライナーノーツ付予定
1. Cycle
2. Morning
3. Heart Is A Drum
4. Say Goodbye
5. Blue Moon
6. Unforgiven
7. Wave
8. Don't Let It Go
9. Blackbird Chain
10. Phase
11. Turn Away
12. Country Down
13. Waking Light
※日本盤ボーナストラック収録予定
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