新作『シーザス』を5月7日にリリースするリリー・アレンだが、最新のインタヴューで「もちろん、わたしはフェミニストよ」と宣言している。
リリーは『ショートリスト』誌の「男らしい生き方」特集の取材で2014年という現代社会においては誰もが平等になっていて、フェミニズムは問題にされるべきではないと発言していたが、『ザ・デブリーフ』誌で『ショートリスト』誌での自分の描かれ方が気に入らないと打ち明けていて「もちろん、わたしはフェミニストだから」と発言している。
さらにリリーはいまだに性差の解消が実現されていないことに驚いていると発言していて、おおっぴらにこうした話題について発言することをやめるつもりもないと語っている。
「自分の考えてることを言わなきゃ意味ないじゃない。わたしみたいな存在を持ち上げて『自分の子供たちのロール・モデルよ』とか言っておいて、それなのに意見はいろいろ言うなっていうのもおかしな話でしょ」
また、性差の問題について特にレコード会社などは問題があるとリリーは次のように語っている。
「レーベルでの打ち合わせになると、特に重役クラスの人間からは女として扱われているのがあからさまなのね。こっちを貶めて、鼻で笑って、おまえに意見なんかあるわけないよなっていう態度なの。本人たちが意識しているのかどうかはわからないけど、こっちが侮辱されたという気分になる態度なのね。そういうミーティングではほかに女性もいるのに、誰も『そういう言い方はないんじゃないですか』とは言わないのよね。でも、なにか変わるとしたら、誰かが言い始めなきゃならないのよ。『そういうことはファッキンやめろ!』ってね」
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