


続いてGALAXYには、昨年のカウントダウンを飾ったペンパルズの林宗應がソロ・プロジェクト=REVERSLOWとして登場。「まだライヴも5回くらいしかやってなくて」と林はおどけるが、言ってみれば「ペンパルズの前のめりなビート感から一時解放させた林のポップネスを、過剰なまでの凄腕アンサンブルで再構築する」というような趣のプロジェクトだ。土岐麻子をフィーチャーした“トレモロ”ではぶっといリズムの上に UKポップス風の透明な世界が広がったり、“スロウ”ではツイン・ドラムにさらにマシン・ビートが絡まりながら蒼く真っ直ぐなギター・ロックに着地したりする。まだまだ面白いことが起こりそうな予感そのものが鳴っている――そんな楽しさがあっだ。



そして「フュージョンとパンクと絶品メロディの惑星直列」ことバンド・アパート。サウンド・チェックからそのまま “FUEL”に雪崩込む。びっちり入ったお客さんから大歓声!! それにしても不思議な人たちだ。G・川崎のアクションはどっから見てもハード・ロックだし、B・原は巨体をくねらせてごりごりのベースと繊細なハモリを搾り出すし、Dr・木暮は決まりきったロック・ドラムの文法をざくざく切り刻んでいくし、 Vo・G荒井はそんな複雑なサウンドを真っ向から引き受けて、高らかにロックを歌い上げる。そして何千人も胸高ぶらせて踊らせてみせる。何なんだ一体。つくづく唯一無二の人たちだし、貴重なバンドだと思う。「今日は学園祭気分で」と軽やかにボケる原のMCに導かれ新曲“higher”の爽快なロック天国へ。そして“SNOWSCAPE”“Eric W.”など含め全7曲、バンドの充実ぶりをこの上なくアピールしきったアクトだった。(高橋智樹)
THE MODS | REVERSLOW |
1 壊れたエンジン 2 HONEY HUSH 3 LET’S GO GARAGE 4 GO MAD BUNNY 5 SHEENA IS A PUNK ROCKER 6 I CAN TELL 7 I FOUGHT THE LAW 8 TWO PUNKS 9 THE MAN OF THE MATCH 10 NAPALM ROCK |
1 D33 2 アクセル 3 ストラト 4 トレモロ 5 スロウ 6 シグナル 7 ナツカゼ 8 MARI ME |
the band apart | |
1 FUEL 2 cerastone song 3 higher 4 amplified my sign 5 SNOWSCAPE 6 K.and his bike 7 Eric.W |
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