「MAKUHARI !! Are you ready to PARTY!!」 BENNIE Kの登場だ! 基本、ロックの祭典であるはずのこのフェスだが、満杯状態のGALAXYは踊る踊る。どパンクのバンドTシャツを着てようが、その快活なビートにみんな身をゆだねて踊る踊る。ひときわ盛大なコール&レスポンスを巻き起こした“DREAMLAND”をピークに、最後はロック調の“サンライズ”で会場のグルーヴも最高潮へ。アウェイ戦にまったく怖気づくことない彼女たちの堂々としたステージ。そしてそれに素直に反応するオーディエンス。素敵なひとときだった。
そんなクラブ状態だった会場はthe band apartの登場で一気にライヴハウスへと豹変。ステージ総面積の40%ぐらいのエリアに4人が集まっている状態なのだ。だけど、そのタイトな構成と同様に演奏も実にタイト。清涼とした熱狂というか、灼熱のクールネスというか、彼らの独特な興奮がGALAXYを支配する。複雑な展開が逆に開放的な“my world”、奇抜な旋律が逆に心地よい“higher”、軽快なディスコ・グルーヴが逆にインテリジェントにはじける“Eric W.”。楽屋の便器がつまっていたという原(B)の小話を含め、そのセットは実にスマートにエンターテイメントしていた。
次はTHE BACK HORN。それにしても拳が似合うバンドである。その圧倒的な音と熱狂の前では、立ちすくんで拳を上げることしかできないのだ。“サニー”、“涙がこぼれたら”、 “未来”と力強いナンバーが連発されたセットは、ギターの菅波の「今一番やりたい曲をやるんで聴いてください」と紹介された新曲“ブラックホールバースデイ”でピークを迎える。とりつかれたかのように熱唱する山田は圧巻。メンバーもそれに負けずと全力で爆走。最後“コバルトブルー”でステージ上の熱いバトルは終焉を迎えた。(内田亮)
THE BACK HORN のCOUNTDOWN JAPANクイックレポートアーカイブ
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