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 いよいよロック祝祭空間も最高潮の瞬間へ。EARTH STAGEのカウントダウンの瞬間を託されたのは、そう、くるりだ!! 「みんなでいい年越しにしましょう」との岸田の一言とともに5人が登場。そして解き放たれたのは息もつかせぬ名曲の連続! “Ring Ring Ring”で勢いよく始まり、“ロックンロール”、“ハイウェイ”、“ばらの花”、“ワンダーフォーゲル”――。一曲たりとも隙のないセットだ。完璧なのは曲順だけじゃない。演奏にも、歌にも、気合が漲りまくっている。すごい! くるりのロックの「大きさ」が歓喜の渦を作り出し、2万5千人に埋め尽くされたフロアを包み込んでいる。
 予定よりも時間が早くなったことで急遽“Morning Paper”をはさみ、“WORLD’S END SUPERNOVA”。サイケデリックなインプロ、ギター・ソロ、キーボードと歌だけのアレンジなど様々にセッションを繰り広げ、いよいよカウントダウンへ。メンバー一同グラスを手にステージに並び「おめでとう!」の言葉とともに新年が訪れた!
そして新年の一発目は、めでたいムードにピッタリの“お祭りわっしょい”。まさに狂喜乱舞のお祭り騒ぎがそこかしこで繰り広げられている。そして、最後は有無をいわさぬ名曲、“東京”。「ロックで年越し」――その最高の形をくるりは見せてくれた。さあ、2006年、スタートだ!!(柴那典)