彼らの代表曲と『ワルツを踊れ』からの最新曲がバランスよく配置されたセットリスト。代表曲が持つポップ・ソングとしての強度、アンセムとしての親しみやすさと、クラシックからインスピレーションを受けたという最新曲が持つ、エクスペリメンタルな興奮と普遍的なメロディのミクスチャー感覚が、見事に高次元で交じり合っている。平易/難解、マス・カルチャー/アヴァンギャルドといった対立項を超えた地点で、今夜のくるりのパフォーマンスは圧倒的にポップに響くものだった。
そして、本編終了後には驚きのアンコールが待っていた。「今日は珍しく皆さん参加型の企画を持ってきました。みんなが参加してくれないと俺が寒いだけなんでお願いします」。そう岸田が企画を説明した後、幕張で果たして何が起こったのか?――それはまだ書けません! 大晦日の大阪CDJのレポートを待たれよ! とにかく、年末のフェスティヴァルに相応しい最高のアンコール、最高のフィナーレだったことは保障します!!! ありがとう、くるり!(粉川しの)
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