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フェスには欠かせないアーティストのひとり、奥田民生。今年は名セッション・ドラマー=スティーヴ・ジョーダン率いるThe Verbsにヴォーカル・ギターとして加わっての参戦である。国内4か所にわたるツアーをこなしてきただけあって、バンドとしてのアンサンブルは寸分の乱れもない。“Driving Me Crazy”“Soul Burning”とThe Verbsの曲を続けたあと、いよいよ民生ヴォーカル・セクションに突入! ブギーなギターとぶっといグルーヴが最高にカッコいい王道ロックンロール・ナンバー“New York/Tokyo”(The Verbsのアルバム『アンド・ナウ』に収録)に続き、“ルート2”、“ターボ意味なし”と民生節を連打すると、「待ってました!」とばかりにフロアも大盛り上がりだ。続く新曲“Boat of Love”ではドライヴィンなギター・ソロを披露し、ラストのThe Verbsナンバー“Heavy Feeling”ではダブのリズムに乗って気持ちよさそうにコードを刻んでいた民生。いつもとは一味違った「ギタリスト・奥田民生」の顔が垣間見えて、すごく新鮮だった。(小川智宏)