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4日間続くイベントもいよいよ最終日、大晦日のEARTH STAGEのトップバッターは日本代表、POLYSICS! 前説の渋谷陽一の言葉にもあったとおり、ロッキング・オンのFESに夏冬合わせて12回目の登場にして、最大ステージへの初見参である。そして2万人収容のフロアも、いきなりギッシリの満員である。なんと言っても、いまのポリは勢いが違う。今年初めのアルバム『KARATE HOUSE』発売と、その後のイギリス・アメリカツアーを全て大成功させた自信が、そのままパフォーマンスのスゴさに表れているのだ。登場した瞬間から頭を振り乱しまくっているハヤシ(G&Vo)が「EARTH STAGE or DIE!!」とシャウトして始まった1曲目は“P!”。その後も“KAJA KAJA GOO”“You-You-You”“シーラカンス イズ アンドロイド”など、いまや世界中でファンのついた必殺ナンバーを惜しげなく連発していく。ハヤシの無軌道に見える壊れっぷりも、カヨ(Syns&Vo)の冷血アンドロイドっぷりも、すべてがタフで楽しく、頼もしい。もはやロックとかテクノとかニューウェーヴとかそういうカテゴリー不要の、 POLYSICSという名前のパーティーに、最高の笑顔と汗しぶきが広がっていた。(松村耕太朗)