さあ、EARTH STAGEもいよいよ後半戦。昨年に続いて大晦日のEARTH STAGEに登場、我らがPOLYSICS!! 「カウントダウン・ジャパーン、EARTH STAGE OR DIE!!!!」――ハヤシお馴染みの号令からいきなり“P!”に突入。無論のこと、フロアが揺れる、揺れる。息つく間もなく“シーラカンス イズ アンドロイド”“機械食べちゃいました”“Tei! Tei! Tei!”“Pretty Good”の4連打。ちなみにオープニングからこの間、ものの10分である。「オーケー、今日は大晦日。シワーッス!(師走)、シワーッス! シワーッス!」と、ハヤシ語録も絶好調。カヨの「萌え」リコーダーが炸裂する“I My Me Mine”、ポリ版ニューレイヴな新曲“Beat Flash”と、攻撃の手を全く止めない。それにしてもサウンドそのものはデジタル色満載なのに、このどこまでも肉感的なグルーヴはなんなんだろうか。ポリが数多のデジ・ロック・バンドと一線も二線も画す理由とは、まさにこの万単位のオーディエンスを飛び跳ねさせる鉄壁のグルーヴなのだ。「この2曲で完全燃焼だああ!」という言葉とともに、ラストは“Electric Surfin’ Go Go”と“Boys & Girls”で圧巻の締め。今年のポリのEARTHは、なんだか貫禄すら漂うステージだった。(徳山弘基)
POLYSICS のCOUNTDOWN JAPANクイックレポートアーカイブ