放送前から期待していたドラマでしたが、4月26日からスタートしたTBS日曜劇場『天皇の料理番』が面白すぎる!
現在発売中のCUTのインタビューでも佐藤健がたっぷり語ってくれていますが、彼が 演じる主人公、秋山篤蔵が、はっきり言って周りに迷惑をかけまくる無茶苦茶な男なのですが、それでも可愛いし、カッコいいし、どこかいじらしくもある。
「つまらんのに意地張って続けたら、つまらんこと一生やる羽目になるやないですか」
冒頭のほうで言い放った、この言葉通りの生き方を貫いていく篤蔵を応援する気持ちが、物語が進めば進むほどに、不思議なくらい観ている自分の腹の底から湧き上がってくる。
そして、そんな彼をいろいろな形で支える、黒木華演じる奥さんの俊子や、鈴木亮平演じる周太郎兄やんなどの登場人物が素敵すぎる。
朝ドラや大河ドラマなどにも近い普遍性で、でもより現代的とも言える新鮮な斬り口で、日本人が心のなかで潜在的に強烈に焦がれている何かをこのドラマは描いていると感じます。
実は、取材のために少しだけ先まで脚本を読ませていただいているのですが、これから篤蔵は回を追うごとに新たなステージと苦難に挑んでいきます。
一緒に注目しましょう。(古河)
『天皇の料理番』、観てますか?
2015.04.30 14:02