4月25日に公開され、2日間で42万人を動員して週末映画興行収入第1位、2015年の洋画のオープニング成績でもNo.1を記録した実写版『シンデレラ』。
原典が持つ感動と豪華絢爛な世界観を、今ディズニーが持てる表現力の限りに描いた同作は、シンデレラと王子の関係性やそのキャラクター像が新しく、オリジナルの物語とはまた違う余韻を残してくれる。
王子のキャラクターも、ただ、完璧な憧れの存在というわけではないのが面白い。シンデレラと初めて出会った王子は(イケメンだけど)普通の男の子だし、未熟な彼と偉大な父親の関係性は泣ける。シンデレラが、男としてはまだまだこれからな王子を受け入れるところも良い。実際、映画館に足を運んだ人たちの評判によれば、女性だけではなく、彼女や家族について行った男性の心も動かしているようだ。
現在発売中のCUT5月号では、『シンデレラ』を大特集。強気なヒロインに扮したリリー・ジェームズ、悪を美しく演じた継母役のケイト・ブランシェット、そしてケネス・ブラナー監督のインタビュー、さらにディズニーのヒロイン像の変遷と現代の“真実の愛”の姿に迫るコラムも掲載。ゴールデンウィークは映画と一緒に、ぜひこちらもお楽しみください!(川辺)
『シンデレラ』、もう観ましたか?
2015.04.30 20:04