ゆずのツアーが「挑戦」である本当の理由

ゆずのツアーが「挑戦」である本当の理由
10月20日の静岡公演からツアー「TOWA-episode zero-」がスタートして、今日は彼らの地元・横浜アリーナ5daysの初日。
もちろん詳しい内容もセットリストもまだ書けないのだが、このツアーはゆずにとって大きな挑戦のツアーだということがはっきりとわかるライブだった。
その挑戦の意味について、まだツアーが始まったばかりの今の手応えと共に記しておきたいと思う。

彼らは今回、お客さんと共にライブで新曲を育ててから来年1月にニューアルバムをリリースするという決断をした。
したがって多くの新曲も披露されたわけだが、新曲だけでなく過去の曲も大きな意味を持つライブだった。
ニューアルバムのタイトルは『TOWA』だが、ゆずがこれまでもさまざまな形で「永遠」について歌ってきたことがよくわかる構成になっていたのである。
そして、その「永遠」の歌たちを新曲とともに大きなスケールのエンターテインメントとして紡いで、それによってゆずの、未来への新たなアプローチをはっきりと形にしたライブになっていた。
その新たなアプローチとは、シンプルに言うなら未来を「想像」しながら受け入れていくものではなく、責任を持って「創造」していくものとして自分たちの音楽で捉え直すということだ。
その大きなテーマを、これまでのゆずのルーティーンのやり方を崩してまでしても、純粋に形にする。
それが今回のツアーの挑戦である。
現在発売中のHのインタビューで北川は「とは言えビビってるし、このやり方で本当に良かったんだろうかと思う夜もある」と語っていた。
ライブの最後のMCで彼は少し不安そうに今日のライブを楽しめたかを客席に問いかけ、それに対するリアクションに、本当に嬉しそうな顔をしていた。
岩沢は、いつも通りのポーカーフェイス(笑)だったがそこはまたインタビューでしっかり聞こうとおもう。

そう、今回のツアーの具体的な内容とそれを経てリリースされるアルバム『TOWA』については必ず誌面でまたしっかり記事にします。

発売中のHの表紙巻頭特集「ゆず、思い出の道をゆく」の記事は、過去をふりかえりながら常に未来の話をしている、まさに次の記事に繋がる内容なので、手に入らなくなる前にぜひ読んでください。(古河)

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