アニメ『3月のライオン』第2期の幕開けに思う

OP&EDテーマ曲がBUMP OF CHICKENだった第1期が終了し、年が明けてOPがYUKIちゃんでEDが米津玄師の第2期がスタートしたアニメ『3月のライオン』。

いつもにも増して歌声に闘志がみなぎっているYUKI“さよならバイスタンダー”を乗せたオープニングは、ここから島田八段や宗谷名人など奥深い魅力を持つ棋士のキャラクターが活躍し始める展開を熱く盛り上げてくれる強力なものだった。

ストーリー本編は主人公の零くんが、まるでこたつのように温かくて抜けられなくなりそうになる川本家のことを、大切に思いながらも、絶対に負けたくない対局に勝つために孤独な闘いに向かっていく、個人的に思い入れ深いエピソードから。

そして米津玄師“orion”を乗せたエンディング。
ちょうど1月19日発売CUTに掲載する彼の最新インタビューをさっきまで編集していて、米津玄師のこの楽曲を作るにあたっての思いに触れていたこともあり、 とても感動してしまった。

「愛情とか川本家の温かさって、闇の住人からするとちょっとめまいがするような瞬間があって、そういうのをうまく表せるのはどういう形式なのかなを考えたら、こういう曲になった」

彼は、そんな風に“orion”という曲を説明していた。
人間は最終的にはひとりだし、ひとりは悪いもんじゃないと思えるときもある。
でも人間はひとりでは生きていけないというのも真理だし、ひとりで闘っているようで、たとえば川の向こう岸ぐらいの距離にある「愛のある場所」から応援してくれる人がいるから強くなれることもある。
そんな愛と孤独の間のめまいに揺れながら生きる「闇の住人」の歌だ。

本当に素晴らしかったBUMP OF CHICKENの“アンサー”“ファイター”からの、ふたつの見事なバトンタッチと共にスタートした第2期『3月のライオン』--ますます目が離せません!(古河)
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