【ライブ大成功】菅田将暉は「青春」の表現者だった

【ライブ大成功】菅田将暉は「青春」の表現者だった

俳優としての菅田将暉は、至って真面目にそれぞれの作品で求められることを、逸脱することなく全うしながらも、なぜかいつも自由に見える。
スクリーンやテレビを観るお客さんが、楽しむためにその作品を観るのである以上、決して感性を縛られる必要はない。
自分だけが持っている自由な感性で、好奇心全開にその役を感じながら、その中で一生懸命遊べばいいーー。
とてもプロフェッショナルなのに、そんなふうに青臭い。
そこから1ミリもブレることがないのが菅田将暉という俳優だと僕は思う。

そんな彼がミュージシャンとなりステージに立って歌うようになったのは、すごく自然なことだ。
来てくれたお客さんに楽しんでもらえる方法を一生懸命考えることと、わがままなくらい自分自身のままステージに立つことが、音楽というものががあれば矛盾しない。
菅田将暉は、俳優になるために生まれてきたような男でもあるけれど、不思議なことに、こんなに音楽に向いている男はいないとも思える。

今日のリリースイベントのステージはデビュー・シングルに収録されている〝見たこともない風景〟〝ばかになっちゃったのかな〟、そして弾き語りで披露された忘れらんねえよのカヴァー〝まだ知らない世界〟とまだ3曲だけのライブだったけれど、菅田将暉の持っている青臭さが裸のまま表現されたとき、それが最高のエンターテイメントになることがよくわかった。
一言で言うなら「青春」の手触りがそこにはっきりとある。
この〝ばかになっちゃったのかな〟のMVからも凄く伝わってくるけれど、そういう意味でバンドメンバーも最高だ。


この菅田将暉にとって記念すべき日となったライブのレポート&インタビューは7月19日発売CUTに掲載!
お楽しみに。(古河)
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