劇場版ではその気持ちの変化を受け、さらに感情を揺さぶられるシーンが盛りだくさん。そして、今までにない盛大なアクションも見どころのひとつです。ドラマの前半での三枝健人は、どちらかというと怒りとか悔しさを行動のトリガーにして動いている男だったんです。でも、桜井さん(吉瀬美智子)に教えてもらったり、今まで全部ひとりでやっていたのをチームで動くようになったことで、変わっていきました。今までは過去の事件がパワーの最大の根源だったのが、どこかでそれが仲間への想いになったり、事件に対する正義感っていうふうに、トリガーの質が変わってきたんだろうなとは感じていました
リアリティを出すために、一度本当にくらってみてて、その痛みを身体で感じてから演技に臨んだこともあったそう。インタビューの最後には「“三枝健人=僕”みたいな感覚になったりもする。そういう意味では唯一無二で、もう出会えない貴重な役だと思います」と語るほど、自身にとって重要な作品に坂口さんはどう臨んだのか――インタビューの全文はぜひ本誌にてお確かめください!(渡部香)衣装合わせのときに「血みどろになります」って言われて(笑)。本当に大変だったんですけど、アクション監督に助けられました。最初に、「観る人が痛みを感じるアクションを作りたい」って言われたんです。アクションって、型や立ち回りを練習してできるようになりすぎると、どうしても手に汗を握れないシーンになってしまうと。痛みが伝わるアクションというのはすごく要求のレベルが高かったんですけど、「やったれ!」と思ってやりました
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