発売中のCUT10月号にて、10月1日より放送がスタートするアニメ『ブルーピリオド』特集を展開しています。今回登場してくれたのは、主人公・矢口八虎役の峯田大夢さん。美大合格を目指し、絵の道を進む八虎というひとりのキャラクターにどう向き合ったのか――演じるというよりも「その時間、その人生を生きた、というのが近いかもしれない」と言うほどに役に没入した本作での経験を、丁寧に語ってくれました。
八虎が見た景色と同じような景色を見ようとか、ものの見方を変えてみようとか、生活から意識はしていました。それはどの役をやる時でもやることなんですけど、八虎は特にその時間が色濃かったなと思います。画家の（アンリ・ド・）トゥールーズ＝ロートレックの名言で、「人間は醜い、されど人生は美しい」っていう言葉があって、『ブルーピリオド』は、まさにそうだなと思ったんです
今回こうして八虎を演じて、僕自身、『ブルーピリオド』で人生をさらけ出したに近いなと、すごく思ってます。僕が今まで生きてきた中でのいろんな悩みや葛藤、逡巡したこと、喜んだことを、すべて出したというか。すごくおこがましいんですけど、八虎を演じていて、途中から演じる感覚がなくなっていったんです。八虎が自分になって、自分が八虎になったみたいな。八虎としてここにいるんだけど、もうほぼ自分の言葉として、セリフを発してました
インタビューの端々から、峯田さんが『ブルーピリオド』を、八虎を真正面からとらえていたことが伝わってきて、アニメの放送がますます楽しみになりました。10月1日からのアニメ放送、そして9月22日の『ブルーピリオド』コミックス11巻の発売を前に、ぜひCUT10月号もチェックしてみてください。「青い世界」をイメージして撮り下ろしたポートレートも必見です！（山下茜）
CUT10月号は現在以下にて購入可能です。
