荒木宏文×末満健一がCUT8月号で対談。共鳴必至の“演劇人”ふたりによる、ムビ×ステ『漆黒天』の化学反応とは?


7月19日発売のCUT8月号に、荒木宏文さんと末満健一さんの対談記事を掲載しています。
荒木さんが主演を、末満さんが脚本を務めるのは、ムビ×ステ『漆黒天』。「ムビ×ステ」という名のとおり、映画と舞台、ふたつのメディアをかけ合わせたプロジェクトに、どのように挑んだのか。たっぷり語り合っていただきました。

荒木くんの書くことや取材で喋ること、現場や作品に対する反応を見ていて、リトマス試験紙みたいに反応が純粋な人だな、と思っていたんですね。(中略)自分は自分なりに、エンターテインメントという虚構の世界でいかに嘘をつき、いかに嘘をつかないかということを考えてやってきたんですけど、おそらく荒木くんも、やり方や尺度は違うだろうけどそういうことをしてきたんだろうな、と感じるんですよね。そのあたりも擦り合わせながら作ってみたいと思いました。そうすれば、自分ひとりの感性で作るよりも研ぎ澄まされたものができる気がして。だから役者としてというより、ある種共同創作者として見ている感じです。僕が勝手に感じている感覚で、荒木くんからすれば共感できる部分もできない部分もあると思いますけれど(末満)

僕の感覚で言うと、“共存”のほうが近いかもしれないですね。僕と末満さんが対等だったら「共感します」と答えることができるんでしょうけど、僕より末満さんのほうが圧倒的に“広い”んです。クリエイターとプレイヤーっていう崩れることのないパワーバランスもありますけど、末満さんは僕が知る世界以上のことを知っているから。僕の世界が末満さんの手中にある、だから末満さんは僕の言うことを理解できるし、理解してくださる。でも僕のほうが狭くて小さいから、僕からは末満さんを理解できない――そんな感覚です(荒木)


“演劇人”ふたりによる、どこまでも贅沢で濃密な対談の全文は、ぜひCUT8月号にてチェックしてみてください!(山下茜)

CUT8月号は現在以下にてご予約可能です。

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