11月20日(月)発売のCUT12月号に水上恒司さんのインタビューが掲載されています。
映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』で特攻隊員の彰を演じる水上さん。哲学と愛し、誠実で物静か、どこかつかみどころのない部分も持ち合わせる人物をどのようにたぐり寄せ演じていったのか。そして放送中の連続テレビ小説『ブギウギ』で演じる愛助の役どころとも共通する「包容力」について、水上さんらしい澄んだ視点でお話いただきました。
インタビューを一部抜粋してご紹介します。
包容する役って、相手がどんなところに心を動かされるかにもよると思うんですけど――自分自身に余裕がないのに一生懸命相手を大事にしようとして、その気持ちが相手にとって嬉しかったりする場合と、彰のようにストレスなく、当たり前に相手を包容する場合の2パターンがあると思っていて。(中略)当時の21歳は今の21歳より精神年齢は高いでしょうし、死が近いからこそ生をまっとうしようという悟りのような部分が、百合にとっては感じたことのない包容力だったんでしょうね
僕は幼少期から認めてもらえたり、ちゃんと評価をしてもらえることがあったから、人を認める方法がわかるのかもしれないです。そういう経験があるから、僕の中にない、相手のいい部分を見つける視点を持つことができるんだと思います。もともと他人の良いところを見つける才能を持って生まれた方もいるかもしれないですけど、僕は経験から得られたのでラッキーだと思いますね。自分がされたことがなかったら、人にしてあげるのも難しいと思うので
今後の役者活動への思いについてなども含め、たっぷりお話いただきました。
撮り下ろしポートレートは、「『あの花〜』の彰の面影をどこかに残しながらカメラ前に立っていただけますか」とご相談し撮影しています。その存在感に、吸い込まれてしまうはず。ぜひお手にとってご覧いただきたいです。CUT12月号は、11月20日(月)発売です! (田中春香)
CUT12月号は以下よりご予約可能です。