青春の光と闇、ひたむきさが生む絶望と希望。全てを描く傑作はこうして生まれたーー『 #ルックバック 』原作・ #藤本タツキ 、ロングインタビュー。CUT7月号に掲載!

青春の光と闇、ひたむきさが生む絶望と希望。全てを描く傑作はこうして生まれたーー『 #ルックバック 』原作・ #藤本タツキ 、ロングインタビュー。CUT7月号に掲載!

発売中のCUT7月号で、6月28日に公開を控える劇場アニメ『ルックバック』特集を展開しています!
掲載しているのは、原作・藤本タツキ先生のCUT初インタビュー。多くの読切作品を生み出したデビュー初期、次々に切り口が変わる展開で読者を翻弄した初連載『ファイアパンチ』、異次元のバトルアクションと衝撃の連続の『チェンソーマン』と、話題作を描き続ける藤本先生が『チェンソーマン』第一部完結後に作り上げたのが、藤野と京本、ふたりの女子小学生を主人公にした青春ストーリー『ルックバック』です。

今回CUTでは、そんな『ルックバック』が劇場アニメ化することへの想いから、「描きたいマンガ」が生まれる源泉まで、じっくり紐解きながら語っていただきました。8,000字超えのインタビュー、ぜひ誌面にて全文を読んでいただきたいところなのですが、ここでテキストを一部抜粋してご紹介します。

もともと、僕はいっぱい読切を描きたいタイプなんです。だから、連載中も――今でも「こういうの描きたいな」っていうアイデアを貯めていて。『ルックバック』はそのひとつでした。ほかにも、『ルックバック』の次に描いた『さよなら絵梨』とかいろいろあったんですけど、具体的に内容が決まってるのが『ルックバック』だったので、『チェンソーマン』第一部のあとに描く優先順位は1位だった感じです。

内容に関しては……以前、難しい本をたまたま読んでいたら、「死と和解できるのは創造の中だけだ」というようなセリフがあって、すごくいいセリフだと思ったんですよね。原本だと、単なる皮肉なのかさらっと流されるようなセリフだったんですけど、自分にはすごく刺さって。『チェンソーマン』や『ファイアパンチ』も含めて、これは自分の作品全部に一貫していることだなと思ったんです。なので、それを軸にしようというイメージはありました

『ルックバック』を描く時、とにかくドラマじゃなくて背中を見せようと思っていたんです。マンガ家やアニメーターを追うドキュメンタリーを観てると、ずっと机に向かって描いていて何も起こりようがないから、制作陣がどうにかドラマにしようと頑張ってる様子が不自然に感じてしまったり、作り手の意図が見えてしまうなあと思ってて。(中略)藤野が何を描いてるかはわからなくても、背中を見たら伝わるものがあると思った。絵を描く以外にも、勉強とか、熱中して何かを書いてる時の自分を重ねることは誰でもできるだろうなって。マンガがわからない人が見てもわかる要素を拾えるだろうと思ったので、そこは意識しました


他にも、最近面白いと思った作品の話や、普段意識しなくても気にかけていることなど、藤本先生の思考の一片に触れられる話題をお届けしています。藤本先生の「マンガを描くこと」に対してのまっすぐな姿勢が伝わってくるインタビューになっていますので、劇場アニメの公開を待ちながらぜひCUT7月号もチェックしてみてください!(山下茜)


CUT7月号は現在以下よりご購入可能です。

青春の光と闇、ひたむきさが生む絶望と希望。全てを描く傑作はこうして生まれたーー『 #ルックバック 』原作・ #藤本タツキ 、ロングインタビュー。CUT7月号に掲載!
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