今日の取材はデヴィッド・ボウイ…の息子


今朝、デヴィッド・ボウイを父に、アンジェラ・バーネットを母に持つダンカン・ジョーンズにインタビューした。
映画監督デビュー作『月に囚われた男』が4月に日本で公開されるのだ。
監督自ら脚本も執筆したこの映画、今をときめく『アバター』とは180度違い、めちゃくちゃローファイなSFなんだけど、それこそ『2001年宇宙の旅』や『惑星ソラリス』などクラシックなSFを彷彿とさせる手触り感が海外の評論家に大受け。SF映画の本質である、今後の人間のあり方を問う、奥深い作品である。

そんなダンカン・ジョーンズ(もともとはゾウイ・ボウイと呼ばれてたらしいけど、18歳ぐらいのときから本名を名乗るようになったらしい……無理もない)と、今朝、Skypeを通じて取材したんだけど、思わずデヴィッド・ボウイっていい親なんだな、と感心しちゃうほど、非常に感じのよい好青年。終始チャーミングで、自分でも自信作と自負するデビュー作について、おもしろおかしく色々と話してくれた。こちらは、現在制作中のCUT4月号(3月19日発売)に掲載するので、是非、チェックしてください。

にしても、この作品の成功のおかげで、“デヴィッド・ボウイの息子”というレッテルもまったく必要なくなったダンカン・ジョーンズ。本当に今後が楽しみの才能である。現在、ハリウッドに招聘されて、大規模の映画を制作中とのこと。(内田亮)
CUT 編集部日記の最新記事