本日、加瀬亮に取材


先ほど、加瀬亮を取材してきた。
前にもこのブログで紹介したガス・ヴァン・サント監督の新作『永遠の僕たち』の取材だった。
http://ro69.jp/blog/cut/57594
そのブログでも書いたように、この映画における加瀬亮の役割は主演のふたりに張るほど重大。
彼自身もスタッフに“juicy role”と言われたらしいが、本当に美味しい役だし、ビタースウィートな恋物語をまとめるあまりにも大切なセリフをこの映画で彼は担っているのである。

さらにすごいのは、主人公の男の子しか見えない“第二次世界大戦中に戦死した特攻隊員の幽霊のヒロシ”というシュールな役を演じているわけだが、それはあくまでアメリカ人が想像した特攻隊員であり、そのため当初のキャラ設定やセリフには日本人としてかなり違和感のある側面も多かったらしいのだが、それをただ従うのではなく、ちゃんとおかしいところはおかしいと監督に指摘し、よりリアルなキャラクターに持っていったということ。
そう、この映画において、加瀬亮はただの役者ではなく、日本を正確に表現するためのアドバイザー的な役割も果たしていたということなのだ。
本人は「たいしたことをしてない」と言っていたが、海外の現場で、しかも憧れの監督に「それは間違っている」と言えるか言えないかには大きな違いがあり、それができた彼は本当にこの映画がわれわれ日本人としても、嫌味感じず味わえるものにしてくれたんだと思う。

映画の公開は12月23日。是非、観てほしい1本である。

ということで、今日は取材だったので行けなかったけど、明日は弊社が初めて主催するフードフェス、まんパクに行ってきます!(内田亮)
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