デヴィッド・ボウイの息子と押井守

デヴィッド・ボウイの息子と押井守

ちょっと不思議なこの写真。
デヴィッド・ボウイの息子であり、SF映画の期待の新星でもあるダンカン・ジョーンズ監督と、日本が世界に誇るアニメの巨匠、押井守監督のツーショットである。
世界中の評論家に絶賛されたローファイSF『月に囚われた男』に続き、長編2作目であり、堂々たるハリウッド大作である新作『ミッション:8ミニッツ』を引っさげてプロモーション来日した監督だが、今回CUTは押井守との対談インタビューを実施。
ふたりのSF観に迫ってみた。

今年40歳のダンカンは、言うまでもなく『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』や『イノセンス』といった押井作品に大いに感化されていて、それだけに、“巨匠”の前ではかなりタジタジしていたが、それでもお互いの作品の哲学、そして映画作りそのものに迫った対話になっていてかなり面白いひとときだった。
特に新作『ミッション:8ミニッツ』は、アクションあり、恋愛あり、というハリウッド産娯楽映画の体裁を踏襲しつつも、“自分でない自分”や“意識と肉体の分離”など、押井守が作品を通してずっと追究してきたようなコンセプトがその軸にあり、それに対する押井監督の見解が聞けたのはかなり貴重。意外と考え方に共通点が多くて興味深かった。
本日発売されたCUT11月号に掲載されているので、是非、読んで欲しい。

ちなみに『ミッション:8ミニッツ』は来週末、10月28日公開。
これもまた非常に見応えある映画なんで、是非、観て欲しいと思う。特に監督の前作『月に囚われた男』が好きだった人はマスト。
映画については、また今度、このブログで紹介したいと思います。(内田亮)
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