ウェス・アンダーソン『ムーンライズ・キングダム』について

ウェス・アンダーソン『ムーンライズ・キングダム』について

既に海外では高い評価を獲得している、2月8日に日本公開となる新作。
少年少女の瑞々しい感性は、年齢を重ねて現実社会に揉まれるにつれて失われる運命にある――ウェス・アンダーソンの映画は、いつでもそんな常識に「NO」を叩きつけ続けている。
大人たちの苦悩もきちんと描く包容力と知性を持ちながらも、彼はまさに「永遠の少年」のように自由な発想と凛とした姿勢のままで、妥協することなく理想郷を作品ごとに一歩一歩極め続けている。

そしてアレクサンドル・デスプラによる音楽が素晴らしく、登場人物と同じくらい大きな役割を果たしている。
サントラも買いです。

1月19日発売のCUTにもウェス・アンダーソン特集、掲載します。(古河)
CUT 編集部日記の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする