THE SHINS

THE SHINS

ドリーミーに鳴り響く鍵盤を追い越すように、自らが信じるロック・バンド・サウンドと練り上げられた楽曲、鍛え上げられてきたスキルが一緒くたに溢れ出す。

それは流行り廃りとはまったく無関係のところで鳴り始めるべき「僕たちの音楽」であり、楽曲そのものを愛し、信じるオーディエンスからは一曲毎に大きな歓声が上がる。多くの職業ミュージシャンにとって、音を鳴らし歌を歌う意味は、そんなシンプルな交感の中にこそあるのだと思う。

レッドマーキーのトリを堂々務めるザ・シンズのパフォーマンスは、どこまでも取っつきやすく、そして崇高なものだった。それにしてもいい曲だらけだな。(小池宏和)
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