Star Fes.'14でBOREDOMSを観た。
今回は「20名のシンバル、8名のギター/ベース、6名のドラマーで直接浜辺に円輪配列するサーキュレーション・システムでの演奏」。ということで楽しみにしていたBOREDOMS。
観客も音楽の一部にさせられてしまうようなプリミティブ性は実験音楽の極みだが、そこに対して畏敬の念だけじゃなくむしろ楽しさ、ポップさがあるか。メインストリームの価値観に占領された時代から切り離され(時代のほうが追いついたが)ながら、初めて耳にした聴き手も一瞬にして引き寄せる。その広い意味でのポップミュージックが持ちうるパワーは、このように実験の極みといえる編成においても発揮されていた。