オルタナティブなき時代にメインストリームに殴り込むためにどうすべきかはDie Antwoordが知っている

オルタナティブなき時代にメインストリームに殴り込むためにどうすべきかはDie Antwoordが知っている
先月、キム・ゴードンに関するこんなブログ(http://ro69.jp/blog/hatori/148522)を書きましたが……

インディ・アーティストが次々にチャートの上位に踊り出たり、メインストリーム・ポップがどんどん洗練されたりして久しいが、そのなかで、サブカルチャー、カウンター・カルチャー、オルタナティブという言葉の意味も曖昧になっていくし、メインストリームを挑発するには相当のインパクトがなければ不可能だ。

それをあっけらかんと、あくまでもポップにやってしまうのがDie Antwoord(ダイ・アントワード)なのだと思う。ここには例えば、EDMシーンや昨今のブランド主義的な消費社会etcへの痛烈な批判を見ることができるが、そうした表現は、インパクトだけでなく知性がなければ不可能だ。


単にきわどい、とか、反逆的、とか、そうした言葉では片付けられない突き抜けたポップネスこそが、聴き出すと止まらない理由の1つだと思う。

最新アルバム『マウント・ニンジ・アンド・ダ・ナイス・タイム・キッド』(MOUNT NINJI AND DA NICE TIME KID)は9月16日に発売されたばかり。

オルタナティブなき時代にメインストリームに殴り込むためにどうすべきかはDie Antwoordが知っている

以下特集でも彼らのキャリアを確認できます。

http://ro69.jp/feat/dieantwoord_201609
羽鳥麻美の「POP郊外散歩」の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする