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    フェニックス、フォスターなど続々カムバック!ののちHAIMのカッコよさにしびれる

    フェニックス、フォスターなど続々カムバック!ののちHAIMのカッコよさにしびれる

    先週フォスター・ザ・ピープルの新曲3曲(http://ro69.jp/blog/hatori/159725)とフェニックスの新曲↓が公開され……


    2000年代の終わりに登場したフォスター。そして同じ頃に“1901”で世界的なブレイクを果たしたフェニックス。キャリアの長さは異なれど、どちらも、そのサウンドが最高だっただけでなく、「本当のポップ」をシーンに奪還した意味でも最高なバンドだ(トゥー・ドア・シネマ・クラブなどなども然り)。

    だから、メインストリームのポップが軒並み洗練された今、彼らがこうした実験的とも言える作風の楽曲を出してくるのには大きな意味がある。もう一回、ポップって何よ?ってことを彼らは問いかけているのだ。君たちは、ここまでのポップ・ミュージックについてくる気ある?と、尋ねているのではないか。

    幸福なポップ百花繚乱時代に颯爽と現れたHAIMも帰還。

    彼女たちハイム三姉妹もまた、そんな問いかけをもって戻ってきた……んだけど、一味違った。

    やっぱ歌うって楽しいー!エモーションを全開にして演奏するのって最高ー!という、シンプルだからこそ説得力のあるメッセージを投げかけてくる。それがHAIMの素晴らしさ。

    もともと、90sメインストリームR&B的なビートをルーツに持っているからこそダンス・ポップを地に足のついたものとして鳴らせる三姉妹らしい新曲。


    復活に先駆けてこの映像を公開したのも、彼女たちならではの真っ直ぐな姿勢の表れだと思う。心底カッコいい。

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